こんにちは、引越しアドバイザーのめぐみです。
引越しをする時には隣近所に挨拶をしなければいけない。
それはよく言われることですよね。
私もはじめて引越しをした時、母に連れられて引越しの挨拶をしに行ったのを覚えています。
しかし最近では、近所同士の関わり合いというのも減ってきました。
そのため、正直引越し後に挨拶をしなくても困らないこともあります。
特に大学生や転勤での一人暮らしであれば、挨拶をしない人は一人暮らしで引越しをする中で半数以上にもなっているんです。
でも本当にそれでいいんでしょうか?
そこで今回は、一人暮らしの引越しには挨拶は必要なのか必要ないのか考えていきましょう。
引越しの挨拶はなぜ必要なの?
そもそも引越しをした場合に挨拶が必要なのはなぜでしょうか。
引越しをするということは、新しい土地で生活をするということ。
その時、隣近所の方たちとやり取りをすることもあるでしょう。
また、普通に生活をしていても音や振動などで迷惑をかける場合もあります。
特に集合住宅ではそのあたりは顕著ですよね。
こういった場合、挨拶を済ませていて顔を知っているのと、まったくどんな相手かわからないのとでは相手に与える心象が違ってきます。
例えば、仕事上どうしても夜中に帰宅をするという場合、深夜に友人と電話で話したり、物音をたててしまうことがご近所のご迷惑になります。
そういった時に、挨拶をしていれば特に問題にならなかったのに挨拶をしなかったが故に問題になってしまうようなことも。
だからこそ、基本的に引越しの挨拶は必要なのです。
一人暮らしの引越しで挨拶は必要?不必要?
ご近所づきあいを円滑にするという意味で挨拶が必要なのであれば、なぜ一人暮らしの場合だけ挨拶が必要か不必要か、という話になるのでしょうか。
それは、防犯上の観点からです。
一人暮らしの場合、周囲に一人で住んでいるかがわかることで、ストーカーや空き巣などの被害が起きてしまうことがあります。
なので、場合によっては不必要というか挨拶をしない方がいいという場合があるんですね。
私が思うに、基本的に一人暮らしの挨拶の必要不必要は引越し先によって違ってくるのではないでしょうか。。
詳しくその条件を見ていきましょう。
一人暮らしで引越しの挨拶が必要な場合
では一人暮らしで引越しの挨拶が必要な場合はどんな時でしょうか?
目安となるのが引越し先のご近所がファミリーやご夫婦で住んでいる場合が多いという時です。
特に社会人になってくると、一人暮らしでも2LDKの部屋に住むなんてこともありますよね。
そうなると両隣や上下階にはファミリーやご夫婦で住んでいる確率が高くなります。

こういった時には、挨拶をした方がいいと思います。
というのも、ファミリー層が住んでいるところでは住んでいる人の年齢も高くなり、挨拶の礼儀に関して厳しい考えを持っていることも多くなるもの。
だからこそ、両隣や上下の住居に挨拶をして「礼儀知らず」という印象を持たれないようにすることが必要なのです。
礼儀知らずと思われれば、その後生活していくのに何かと不便なことも出てきてしまいますからね。
ファミリー層の多いマンションへ引越す場合、マンションの引越しの挨拶をするべき範囲というものがあります。
また、一人暮らしの場合防犯上でもファミリー層のご近所さんに挨拶をすることは大切です。
不審な人が家の前や近くをうろうろしていればそれを注意してみてくれるということもあるので、ファミリー層やご夫婦が多いようなところへ引越す時には必ず挨拶するようにしてください。
一人暮らしで引越しの挨拶が不必要な場合
では一人暮らしで挨拶が不必要な場合とは?
それは、一人暮らし専用のアパートに引越しをした場合です。
間取りでいうと、1K~1DKくらいは一人暮らしである確率は高いですよね。
その場合には、防犯上という理由が最大で挨拶はしない方がいいです。
単身の場合、最近では表札を出さないことも多いので、近所の人の名前を知らないという人も多いと思います。
しかし、挨拶をする以上名乗らないわけにもいきません。
そうなると相手に個人の情報を知らせてしまうことになります。
ストーカーや空き巣など、様々な被害にあう可能性が高いこともあるので、なるべく挨拶をしない方が良いということになるんですね。
単身の女性は挨拶しない方が良い
女性の一人暮らし、とわかるとそれがきっかけでストーカーに発展するようなことも起きています。

これは私の体験談ですが、大学生の専用のアパートに引越した時に近所へ挨拶に行ったら、しばらく隣の家の男性がしつこくしてくるということがありました。
もちろん犯罪などにはつながっていないですが、数カ月は怖い思いをした経験があります。
特にこういう世の中だからこそ、気を付けないと最悪犯罪にもつながりかねません。
とはいえ、もし女性専用のマンションや女性しかいない寮などの場合は、その後の付き合いなども考えて挨拶をした方が良い場合もあります。
もし、挨拶が必要かどうか悩んだ場合には大家さんや管理人さんに相談してみるのが一番です。
環境的にした方が良いというアドバイスをもらったのであれば、一人暮らしの人が多いアパートでも挨拶はするようにしてみてくださいね。
まとめ
一人暮らしの場合、引越しの挨拶をしない人が増えています。
もちろん、防犯上の理由で挨拶はしたくないということもありますよね。
都会での一人暮らしなら、犯罪の被害者になるリスクを避けるという意味では、そういう選択ももちろん大切なことです。
でも、引越しの挨拶は基本的にはした方が良いということだけは忘れないようにしてください。
ご近所づきあいが希薄になってきている昨今ですが、挨拶をするかしないかで引越してきた自分自身の印象が変わります。
希薄な中でも、何かしら助けてくれることがあるはずです。
実際、私は大家さんに特に挨拶はしなくてもいい、と言われていましたが少なくても両隣上下ぐらいにはと思い挨拶をしたら、洗濯ものを拾ってもらったり近くで蜂が出ているから気を付けるように教えてもらったりなど何かとお世話になったことがありました。
そういった経験も含め、私は挨拶をすることは基本、としています。
ぜひ、一人暮らしで引越しをする時には自分がどんなところへ引っ越すかで挨拶をどうするか考えてみてくださいね。
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