
こんにちは。引越しアドバイザーのめぐみです。
ウォーターサーバーが便利と言われる理由の一つが、お湯がすぐに使える、という点。
私自身も、利用していて一番メリットを感じているポイントです。
しかし、元々はボトルに入った常温のお水。
ウォーターサーバーの内部では、一体これをどうやって温水と冷水にしているのでしょうか。
ウォーターサーバーからお湯が出る仕組みについて調べてみました。
また、冷水や温水の温度はメーカーによって異なりますが、どのくらいの温度になっているのかも、一覧で紹介します。
ウォーターサーバーからお湯が出る仕組みとは?
ボトルに入った水を利用しているウォーターサーバー。
お湯や水を使うと、ボトル内の水が減っていくので、ボトルからそのまま水が出てきているようにも見えますよね。
まるで一瞬で温水や冷水が作られていると勘違いしてしまいそうですが、実際は違います。
実は、ウォーターサーバーの内部は、温水と冷水のタンクに分かれているのです。
ボトルをセットするとお水がそれぞれのタンク内へ給水され、温められたり冷されたりすることで、利用できるようになります。
ウォーターサーバーを利用されている方は、使い始めで最初にボトルをセットした際、どんどん水がサーバー内に入っていたのを覚えている人もいるのではないでしょうか。
最初は当然、サーバー内部のタンクは空ですから、そこにどんどん水が入っていったわけですね。
ウォーターサーバーで水を温める仕組みとしては、実は電気ポットと同じような構造。
タンク内の金属を熱することによって、周囲の水を温めるという単純な仕組みです。
タンクのサイズはメーカーやサーバーの種類によって異なりますが、2リットル程度が一般的ですので、一度に大量に使用しなければ、いきなりぬるくなるようなことはないでしょう。
そして、冷やす仕組みとしては、電子式と呼ばれる方法が一般的で、タンク内の特殊な素材に電気を通すことで冷やす方式です。
ちなみに、ボトルの水が空になるとお湯のタンクが空焚きにならないよう、お湯は一定の量残るようになっており、サーバーのレバーをひねっても出なくなってしまいます。
しかし、冷水はタンク内の水をほとんど使い切ることも可能です。
そのため、ボトル交換をした後でもお湯はすぐにある程度の量使用することができますが、冷水は常温のお水になってしまうこともあるので、覚えておいてくださいね。
ちなみに、温水を使用しない時期などに電気代の節約のためにサーバーの電源を切る人がいますが、これはおすすめできません。
自動メンテナンスのついたサーバーでは、それが動作しなくなりますし、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
電源を入れっぱなしでも、電気代は月1,000円程度までが一般的なので、電源は落とさないようにしましょう。
ウォーターサーバーのお湯の温度はどのくらい?

では、各メーカーでのウォーターサーバーのお湯の温度はどのくらいなのでしょうか。
各社のスタンダードなサーバーについて、温水、冷水ともに一覧にまとめてみました。
メーカー | 冷水の温度 | 温水の温度 |
---|---|---|
コスモウォーター | 6~10℃ | 80~90℃ |
プレミアムウォーター | 約6℃ | 約85℃ |
フレシャス | 3.5~8℃ | 80~90℃ |
うるのん | 5~10℃ | 80~90℃ |
アクアクララ | 5~12℃ | 80~90℃ |
クリクラ | 4~10℃ | 75~85℃ |
一覧でわかるとおり、冷水は5度前後、温水は80~90℃が一般的です。
私自身利用していて、通常使用する範囲では、この温度で特に困ることはありません。
欲を言えば、カップラーメンなどを作る場合に、3分後などの出来上がりの状態では少しぬるいかな、と感じることもあります。
ちなみに、実はおいしいと感じる冷水の温度の範囲というものもあり、ウォーターサーバーでは、その範囲になるように、温度が設定されています。
また、エコモードや省エネモードなどが搭載されているウォーターサーバーもありますが、この利用にも注意が必要。
エコモード利用時には、温水の温度が65~75℃程度と低くなっているので、熱いお湯が必要な場合には、気をつけてくださいね。
ただ、低くなっていると言っても、熱湯であることには代わりがありません。
特に小さいお子さんがいる家などでは、やけどなどにも注意したいもの。
私の家でも子供が触らないか心配でしたが、最近のウォーターサーバーにはチャイルドロックがついているものがほとんど。
子供の力では簡単にお湯を出すことができない仕組みになっています。
チャイルドロックの種類もメーカーによって異なるので、どんなタイプなのかは事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回はウォーターサーバーの仕組みについて紹介してきました。
お湯や冷水がすぐ使えるというのは便利ですが、中の仕組みは以外と単純なのですね。
温水や冷水の温度はメーカーによって多少の違いがあるので、こだわりがある場合にはそういった部分もウォーターサーバー選びの参考にするとよいかもしれません。
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