
こんにちは。引越しアドバイザーのめぐみです。
自宅でおいしい水を飲むことができる手段の一つである、ウォーターサーバー。
ミネラルウォーターをペットボトルで購入するのとは異なり、お湯がすぐ使えるのが特徴。
私も数年利用していますが、お湯を沸かすわずらわしさが減ったのが本当にありがたいです。
でもこの便利なウォーターサーバー、どのような仕組みなのでしょうか。
また、ウォーターサーバーに搭載されることが増えてきた便利な機能についても、紹介します。
ウォーターサーバーの仕組みは?
ウォーターサーバーからは、水やお湯がすぐに利用できるのが便利ですよね。
しかし、ウォーターサーバーに利用するボトルはもちろん常温。
常温の水を冷水や温水に変える仕組みが、ウォーターサーバーの内部にはあるのです。
ウォーターサーバーの内部は、2つのタンクに分かれており、それぞれのタンク内で水を冷却したり、温めたりします。
ではまず、水を冷やす仕組みから見ていきましょう。
ウォーターサーバーで採用されている水を冷やす仕組みは主に次の2種類です。
- 電子式(ペルチェ式)
- コンプレッサー式
ペルチェ式とは、2種類の半導体を電極でつなぎ電気を流すことで、一方が吸熱、他方で発熱が生じる「ペルチェ効果」を利用した方式。
静音性には優れていますが、排熱用のファンが必要で、冷却効率が悪いため、消費電力が高くなります。
そのため、近年は減ってきている方式ですね。
もう一つのコンプレッサー式は、冷蔵庫などでよく使用されている方法。
冷媒の気化熱を利用して水を冷やしますが、電子式に比べ、音や振動が大きくなる傾向があります。
また、昔はコンプレッサー式の場合、大型化する傾向がありました。
そのため、大容量の場合や業務用のウォーターサーバーでの採用が一般的でしたが、最近のウォーターサーバーではこちらの方式が主流。
やはり冷えるのが早く、消費電力が低いという点で、コンプレッサー式にシフトしているメーカーが多いのかもしれません。
自分の利用しているウォーターサーバーがどちらかわからないという場合には、背面の表示を確認し、「冷媒」の種類が記載されていれば、コンプレッサー式と考えて間違いないでしょう。
私の家では、コンプレッサー式のウォーターサーバーを利用していますが、確かにたくさん冷水を使用した後など、音が気になる時もあります。
とはいえ、うるさいというほどでもないので、気になるとしても最初のうちだけではないでしょうか。
そして、温水を作る方式は、基本的にはシーズヒーターが採用されています。
シーズヒーターとは、金属管に絶縁体で包まれた絶縁体を通し、隙間を充填材で埋めたもののこと。
コンロや電気ポットなど、様々な機器に利用されている仕組みです。
新しい機種には、保温効率の良い方式のシーズヒーターが使用されていることもあるので、それによって電気代も違ってくるでしょう。
ちなみに、冷水と温水のタンクは、つながっておらずそれぞれ独立しているものもありますが、冷水のタンクから温水につながっている構造が一般的。
その場合、一旦冷やされたお水を再度温めることになるので、その分電気代がかかってしまうことになります。
電気代を節約したい場合には、タンクが完全に独立したウォーターサーバーを選ぶと良いですね。
ウォーターサーバーの便利な機能は?

一般的なウォーターサーバーの仕組みについて説明しましたが、最近は便利な機能がいろいろと追加されてきています。
ウォーターサーバーを快適に利用するためにおすすめなのが、以下の2つの機能
- エコモード
- 自動メンテナンス機能
今後ウォーターサーバーを利用する際には、これらの仕組みを持ったウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。
温水や冷水を作るためには電気代がかかります。
そのため、ウォーターサーバーに搭載されることが多くなったのがエコモードの機能。
エコモードは、あまりお湯を使用しない夜間などに、作り出すお湯の温度を下げることによって、電気代を節約する仕組みです。
エコモードになっているときはお湯の温度が低くなってしまうので、自分の生活に合わせて利用の仕方を調節してくださいね。
そして、清潔にウォーターサーバーを使い続けるために便利な仕組みが自動メンテナンス機能。
メーカーによって、自動メンテナンスのタイミングや方式は異なりますが、定期的に自動で内部洗浄をしてくれるので、安心です。
まとめ
今回は、ウォーターサーバーの仕組みを紹介してきました。
ほとんどのメーカーでは基本的な仕組みは同じ。
しかし、電気代の削減や利用者の利便性向上などのために、新しいサーバーではいろいろな機能が追加されています。
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